「どうやら食物アレルギーのようですね」
ある日突然、お医者さんからこう告げられた方も多いのではないでしょうか。
この頃、家で飼っている犬が床への体のすりつけや顔を頻繁に振り回すなどの変な仕草をする事に気づいて、相談がてら動物病院に連れて行ってみたら、検査後に先生から伝えられるというお決まりのパターンです。
どうやら最近、飼い主が気づいていない食物アレルギーの犬って増えているそうですよ。
*診断終わりに先生は軽く一言、

*「軽っ!」(もう少しアドバイスくれ!)
でも食物アレルギーを治すための知識も無いし何をどうやったらいいのか迷いますよね。
アレルギーなくすのってどうしたらいいの?
簡単です。
しっかりとした原材料で作られたフードを選べば、かなりの確率で症状が治まるので安心できます。
人間と一緒の考え方で結構です。
・・・っと言いながらも、犬が自分で原材料を選り好みしてくれるわけでもなく、結局は飼い主さんの努力が少しは必要ですね。
まずは今食べているフードの原材料欄の内容などを注意してみたほうがいいですね。
そもそもアレルギーって何?

全ての生き物の体には備わっているシステムがあります。それは免疫機能です。
免疫機能は、我々の体の中にウィルス(細菌)が入ってくると、体にとって邪魔(不必要)なものとして撃退し守ってくれています。
しかしながら、何かのきっかけで体に必要な食べ物を邪魔(アレルゲン)な異物として認識することがあるのです。
普通なら食べても問題ない食物を体が受け付けない、こういう状態になってしまうことを食物アレルギーといいます。
食物アレルギーは、普段食べているものやそれに入っている添加剤などへの過敏な反応が元で起こります。
この症状は、特に皮膚や消化器系に現れることが多いです。
食物アレルギーで良く見られる症状

ポチ:どんな症状が出るんや?

■ 口周りやおしり周りを床とか壁に押し付けることが多い
■ 足の先を良く舐めたりする
■ 耳を引っかいたり、顔を良く振る
■ 眼がはれぼったい
■ 小さい時から皮膚のトラブルが多い

ポチ:へぇ~、なるほどね

先生:上のCHECKに当てはまるわんちゃんはアレルギー検査を受けてみてね。
*一匹一匹の犬でアレルギーの内容が異なるので詳細な検査によってアレルゲンを特定する必要があります。
食物アレルギーになってしまったら
一般的にアレルゲンになることが多いと言われているのは、犬では乳製品や小麦などですが、一匹一匹の犬で当然該当する食材も異なります。ですので検査の結果、アレルゲンを特定出来たら、該当する原材料・添加物を含まないペットフードを選択して与えてあげればいいです。
「市販のドッグフードが信用できない!」
って人におすすめなのは、手作りごはんです。
自分で作れば、原材料からきちんと選べるのでアレルギー対策にも安心ですしね。
(*日本ペットフード協会の発表では、飼い主さんが与えている犬のごはんの約2割強はすでに、手作りごはん(ウェットフード)になってきており、毎年その率は増加していってるそうです。)
ただ注意点もありますので下記に記しときます。
そういう飼い主さん向けには、市販で買える手作り食もあります。
総合栄養食でレトルト保存がきくお肉たっぷりの犬の手作りごはんなどは特におすすめですね。

✅ 「普段仕事が忙しくてなかなか夜遅くには犬のごはん作るのが大変」
✅ 「旅行とかに行く時に持っていきたい」
という人にはピッタリのフードです。
まとめ
食物アレルギーってやっぱり気を遣うんですよね。
わんこのイベントとかに参加すると窓口で聞くほとんどの相談が、
「この子、小麦アレルギーなんです」とか
「この子、大豆がダメなんです」とかばかりです。
そうなると市販のフードはほとんどあげれないですよね。
手作り食にしてから、体調が良くなったり、体質が改善されたりなど良い話しは多いです。
市販のドッグフードと比べると少し割高にはなるかもしれませんが、手作り食は食物アレルギーに悩んでいる飼い主さんにはぜひともおすすめしたいと思います。
今日もわんちゃんと良い一日を過ごしてくださいね。
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